子育て未来フェス―第1分科会【みんなでつくる不登校支援システム】
第1分科会「みんなでつくる不登校システム〜予防、初期対応、中長期対応」は、
講師 芽室町教育委員会教育推進課長補佐 清末有二さんの「学校に行けない子どもたちとはどんな子どもたちでしょう?」という問いから始まりました
清末さんが映し出したのは「教育支援センターゆうゆう」の子どもたちの探求的な学習の様子でした
そして、「登校に困難さがあっても、その子がダメだとか問題があるということではない。障がいを持ちながら世界的な活躍している方々がたくさんおり、10人に1人は障がいがあるということからも、障がいがあるということは一般的なことである」、「子どもたちの担任の先生には、子どもたちの個性を認めて活かすことを願っている」とお話をいただきました
芽室町の不登校支援システムの紹介では、学校に焦点を当てた不登校の予防対策として、32項目の「学校風土調査」の説明がありました
子どもたちが回答した結果はグラフで数値化され、赤色になった項目は要改善として学級経営の指針となるそうです
初期対応としては「学校を中核にした保護者を交えてのケース会議」で学校と保護者とのすれ違いがおきないようにすることが大切とのことでした
中長期対応では、冒頭の紹介にあったような「教育支援センターゆうゆう、ICTや民間の事業所の利用」など、多様な学び方があるとのことでした
不登校児童生徒が増加していくなか、「みんなでつくる〜」のように学校を中核として子どもたちを支えていく仕組みは大変頼もしく、特に学校風土調査においては、子どもと学校の環境調整に大きな役割を果たすだろうと感じました
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