いじめへの意見
市P連はいじめを絶対許しません
全国的に大きな社会問題となっているいじめ。
いじめられている子どもを守るのも、いじめをしている子どもに善悪や思いやりの心を育てるのも、我々大人の役目です。
帯広市PTA連合会はいじめを絶対に許しません。
いじめをなくすにはどうしたら良いか。
ぜひあなたのご意見をお寄せ下さい。
ご意見は、お名前とご連絡先をご記入の上、電子メール、FAX等文章で受け付けます。
いじめをしてはいけない3つの理由
いじめは被害者に大きな心の傷を残す
いじめは心に深刻なダメージを与えます。大人になってからも、そのつらさを忘れない人も多くいるのです。
不登校、対人不安、PTSD,時には命を奪うことさえあります。
人を傷つける行為は決して許されない行為なのです。
いじめは犯罪
いじめの多くは犯罪に相当します。
大人社会で許されないものは、子ども社会でも許されないのです。
・友人の持ち物を隠す=窃盗罪
・友人の持ち物を壊す=器物損壊罪
・ロッカーやトイレに閉じ込める=監禁罪
・下着やズボンを下ろす=強制わいせつ罪
・嫌なことを無理やりやらせる=強要罪
・悪口=名誉棄損罪、侮辱罪
・たたく、蹴る=暴行罪
・無視や差別で精神的な傷を負わせる=傷害罪
加害者も不幸にする
暴力や悪口などの人を攻撃する行為は癖になります。
ノルウェーのある調査では、小6から中3までのいじめっ子80人を追跡調査したところ、24歳までに60%が犯罪者になっていたそうです。
アメリカの調査でも、いじめっ子100人を追跡調査したところ、成人後も虐待等の問題を起こす割合が非常に高かったそうです。
また加害者の多くは、成長すると自分の行為を後悔します。
被害者も加害者も不幸にするのがいじめなのです。
帯広市の小中学校では
帯広市内の小中学校には、いじめ防止啓発資料「あつとほおむ」 が配布されています。
いじめは当事者同士の解決は難しい問題です。
「あつとほおむ」では、いじめを見たり、されたりした場合は、大人に知らせることを勧めています。
「あなたにも悪いところがあるんじゃないの」「気にするな」「やられたらやり返しなさい」
そんな言葉ではなく、心に寄り添ってこどもの相談に乗りたいものです。
<いじめは・・・>
- あ あそびでもダメ…
- みんなが心から楽しめるのがあそびです。
- つ つらいきもちにさせるのもダメ…
- 悪口や差別は、人の心を傷つけます。
- と 友達がやっていてもダメ…
- 他にやっている人がいても、ダメなものはダメ。
- ほ 暴力もダメ…
- これは犯罪。どんな理由があってもいけません。
- お おしつけもダメ…
- 嫌がることを無理にさせることも犯罪です。
- む 無視もダメ…
- 話しかけなかったり、返事をしなかったりするのも傷つける行為です。
<いじめをされたら・・・>
- あ 安心して…
- あなたはかけがえのない存在です。みんなであなたを守るから安心して。
- つ 伝える…
- 何よりもいじめられたことをお家の人や先生方に伝えましょう。
- と 遠ざかる…
- 自分を守ることを一番に考えて、いじめてくる人から離れましょう。
- ほ 誇りを持つ…
- あなたは悪くありません。いじめる方が絶対に悪いのです。
- お 大人に知らせる…
- すぐ身近な大人に相談しましょう。必ず助けてくれますよ。
- む 無理をしない…
- 我慢する必要はありません。つらい気持ちを身近な人に打ち明けましょう。
<いじめを見かけたら・・・>
- あ あおらない…
- 周りではやしたてるのも、いじめているのと同じです。
- つ つられない…
- その場で笑ったりするのも、いじめているのと同じです。
- と とめる…
- まず、いじめられている子を守りましょう。
- ほ 本気になる…
- 「いじめはなくならない」と思いこんでいませんか?みんなが本気になれば必ずなくせます。
- お 大人に知らせる…
- 勇気を出して、お家の人や先生方に知らせましょう。
- む 無関心でいない…
- 知らないふりをせず、みんなで行動にうつしましょう。
保護者が出来ること
いじめはする側が100パーセント悪いということを教えましょう。
「いじめはされる側にも問題がある」
こんな意識が大人にあるうちは、子どもの中でいじめはなくなりません。
犯罪は被害者がいるから発生するのではなく、加害者がいるから起きるのです。
される側が悪いという理屈は、「泥棒に入るのは、戸締まりをしていない家があるせいだ」という理屈と同じです。
どんな理由があっても、いじめはしてはいけない。大人は子どもに伝えましょう。
いつでも相談できる関係を築きましょう
いじめは身近な人には相談しずらいものです。
大人自身が自分のつらい体験を打ち明けたり、すぐに口をはさまずに我が子の話を聞く習慣をつけたりということが大切です。
「あなたのクラスでつらい思いをしている人はいないの?」と本人以外のことを聞くことも大切です。
いじめは、早期発見早期対応が肝心です。いじめの情報をキャッチしたら、遠慮せずに学校に知らせましょう。
我が子がいじめにあったら・・・
一番大切なのは、つらい気持ちに共感することです。
「それはつらかったね」「そんなことされたら、誰でもいやな気持になるよね」「気がつかなくてごめんね」「絶対に守るからね」
そんな言葉かけが必要です。
それから、「いつ、どこで、どんなことがあって、どんな気持ちになったのか」ということを聞き出します。それをもとに学校に事実を知らせて一緒に解決策を考えましょう。